夢日記 アドバンスドスタイル Ver.2.0

Yahoo!ブログから移って来ました。

実は進化が止まらない、羽田空港

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羽田でR/W22離陸が行われる日が、そしてこのように撮れる日が来るとは思わなかった。

羽田の撮影環境も、10数年前の最悪な時期に比べたらかなり良くなってきてる。
何度も行こう、って思うのが何よりの証拠。

だいぶ背景がごちゃっとしてるのが難点だが、田舎の空港じゃないんだし、これも羽田らしさという事で。
R/W22離陸は南風運用で15時~19時限定という事になってるが、実際は18時過ぎには終了。夏場ならまだしも、今くらいの時期は日没も早くなってきてるので、実質2時間程度。
なかなかのレアさ加減だ。
撮影ポイントも思ったより広くはないが、正面がちのカットにこだわらなければ、撮るスペースはそこそこある。

朝は逆光もアリ

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太陽のどぎつい真昼間でなければ、逆光サイドだったとしても、そんなに気にせず撮る。
これくらいだったらむしろ、機体のディテールが出せるから積極的に選択するという事もある。
その辺はセオリーに反したとしても結果は悪くない。

しかし真昼間であれば、セオリー通り順光で撮らないとどうにもならない、逆光で撮ったって何の効果もない。広角使って太陽を取り混ぜたイメージのカットなら別だがね。
それが飛行機写真というものだ。

最適解を探る

1DXや5Dmk4といったハイエンドフルサイズ機だと、夜撮に有利なのは言わずもがなではある。
しかしこちとらフルサイズなど所有しておらず、愛用の7Dmk2はAPS-Cの高級機と言われるものの、高感度に強いわけではないのでどうしても見劣りはする。

割り切って、小さい画像サイズだったら条件付きで何とか・・という感じで、それでも「大当たり」が来るその日を夢見て、ザラザラ写真を量産することになる。

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ISO6400、日没直後なのでまだ機体に明るさが残ってはいる。これならまあまあ。


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ISO16000。実用最大感度らしいが、やっぱり厳しいかな。
落とす所を落として、もうちょいスローシャッターで決めれば様になるとは思う。


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意外と健闘したのが常用外のISO25600。
それこそ条件付きとすれば、全くダメということもない。酷いのが大半だけど。

同じ機材、同じ設定で結果を出す人も(プロだけど)居ることは居るのだから、自分だって・・・と思う気持ちが、まさにモチベーションだったりする。






またエアドゥ

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アラを探せばキリのない写真を、色々駆使してやってみると、この程度のサイズなら全然いけるか・・となって、そういう風に救済したカットを、すぐにアップするつもりで置いていたデスクトップが気づけば溢れてる‥。
なので今後(前からそうか)、時系列的に脈絡ない感じになると思います。。

試してから思った

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羽田の34Rを離陸し、すぐに右旋回に入るところを第2のデッキから狙ったものだが。
これはこれで、空と光の状況次第では非常にきれいな写真になる。
しかし思うのは、この旋回をどアップで撮れないものか?ということ。
当然場所的にも高度的にも、それは叶わない。

なので超トリミングして、イメージを実現してみた。

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ああ、たしかにこういうのは撮ってみたいさ。機材が許せば、767だってエアショー並みのカットになるだろう。
でもどうかな、ちょっと嘘くさいな。実際、嘘っちゃ嘘なんだけど。

トリミングは邪道なんていう議論はもう昔の話で、今は堂々とトリミングも絵作りの手法の一つだ。
だけど、やっぱりやりすぎるもんではないかな。。

奇跡のリベンジ

8/11の投稿で、もうあの光景には出会えないだろう的な事を書いた。

しかし日ごろの行いが良すぎるのか、天は私の味方だったようだ。

同じ場所に外出した。仕事が終わったのが15時半すぎ、なぜか仕事カバンには撮影機材が(笑)
空はあの日とほぼ同じ状況だった。晴れてるだけじゃない、空気の濁りがない。そして南風、R/W16への着陸が行われていた。
条件が完璧に揃った。


このコースの着陸運用がなかったら、一生ここではカメラを構えないだろうという場所で、レーダーを見ながら着陸機を待つ。
このご時世、トラフィックは羽田にしては閑散としており、しかし地方空港に比べたら段違いで多いので、そこそこチャンスはある。

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これこれ。なんて事のない着陸ショットなんだけど、このイメージだったんですよ。
実はこの後本命のエアドゥ767も撮ったのだが、結果を見ると737の方が近かったな。

ただ、もっと低かった印象だったが、データを見ると焦点距離182mmとなっており、フルサイズで言えば300mm近くではあるので、ランウェイエンドの感覚とはちょっと違うなといったところ。

何はともあれ、「カメラを持っていれば・・」と悔やんだ場面を、後日撮影できた喜びは非常に大きい。
なかなか撮りにも行けないけど、今年の夏を代表する作だな。

回顧録 場所取り編

初海外エアショーに行ったのは10年前のネリス。
前年来日したサンダーバーズの撮影(浜松)が、天候不順で消化不良だったことが、最大のきっかけだった気がする。

とにかくこの遠征は、色々な事が衝撃だった。
アメリカに行く事自体は初めてではなかったのだが、自分で旅程を組んで趣味だけの活動をするというのは初。頼れるガイドなんて付いてないし、撮影に行くにも自分で車を運転しないとならない旅、そういうのがすごく楽しくてハマってしまった。

ネリス空軍基地はサンダーバーズの本拠地であり、毎年11月に開催されるエアショーは、ホームカミングショーと銘打って、サンダーバーズの活動の1年を締めくくる大きなイベントだ。
だから多くの観客が来るし、何より近隣都市は世界的なエンターテイメント都市、ラスベガス。

気合を入れて、意気揚々と、会場に向かった・・!!

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あ、あれ・・?

最前列がこの通り、誰もいない。余裕で確保できてしまう。
日本の航空祭みたいに、開門ダッシュなんかしてない。そもそもここはパークアンドライドで、駐車場からバスで基地に乗り付ける方式であるのでダッシュは無意味というかする場所がない。。

この日の朝の行動は、6時起床、6時半朝飯、7時ギャンブル、7時半出発、8時到着、でこれ・・・。日本だったら駐車場すら入れないかもね。
事前情報として得てはいたのだが、改めて驚き。

このガラガラ具合、時間が経つにつれて人は増えてくるが、ぎゅうぎゅうにはならない。
このへんの、アメリカ人の感覚がよく分からないんだよな、決してルーズってわけでもないし結構早起きな人多いんだが。

ただし、この年を含めてこれまで4回行ってるが、年々人々の行動が日本人化してきてるというか、場所取りもフェンスにチェアを括りつけたり、確保スペースをテープで線引きしてたりとか。それでもまだ余裕ではあったが。