夏の沖縄にて。
あ~、またウソついた。
普通に羽田で。。
しかも小松行き。しかもJTA便じゃなく、JAL便。無線のコールサインも「ジャパンエア」。
でも機体塗装はJTA、乗員もJTA。
これは、この機材がJALからJTAへリースされていて、共同運航という形でJTA乗員がJAL便を運航しているからなのだが、ヒストリーを追うとちょっと面白い。
ある日に那覇⇒岡山をJTA便として飛んだ後、岡山⇒東京をJAL便として飛び、その後はしばらく、東京⇔岡山または小松の専属機材として張り付いて、またある日に岡山⇒那覇をJTA便として飛んだらしばらく那覇をベースに元のJTA便の運航に入るパターンのようだ。
グループの共同機材・運航とはいえ会社は違うからね。特に人の配置が絡むので。
平常時は単なるシフト割で済むだろうし、おそらく同じシステム内で管理されているだろうとはいえ、イレギュラーの時はやり繰りに制約があってそこそこ面倒なのでは、と運用面のバタバタが推察される。たぶん。。
充実させたいもの、それは撮影ポイント
日本の空港にはほとんどの場合、展望デッキが備わっている。
ターミナルに行くと、屋上にはそれがあって、フェンスこそあれど手軽に撮影ができる環境でもある。
どこの空港の展望デッキも、どういうわけか光線状態が微妙で、あまり撮影条件が良いわけではないのが常だが、羽田なんかは事と次第によってはいい絵が撮れたりして面白い(以前は全くそう思わなかったが、クソフェンスが改善されて撮りやすくなった)。
とにかく、こういう趣味の観点からも展望デッキが設けられるのは良い文化だと思う。
飛行機の本場であるアメリカはというと、展望デッキなど設けられていなくて、あってもガラス越しか、狭くて喫煙所兼務の、長居して撮るような場所ではない。
アメリカ人は飛行機をわざわざ見る場所は要らないらしい。
というのがちょっと前の定説だったのだが、最近色々海外のサイトやMAPを見ていると、どうやら「observation area」なるものが作られてきているようなのだ。
ターミナルに展望デッキが作られてるというよりは、外周に公園を整備したりして、成田でいうさくらの山みたいなところが以前よりは増えているようだ。
もっとも、元々あってGoogleMapとかで知れるようになったからという可能性もあるのだが。
とにかく、もうあと10年もすれば、「これは行ってみたい!」というスポットがアメリカにも登場する予感がしている。
外周撮影はいくつかの空港でやったけど、アメリカにも同じ趣味の人はたくさんいたからな。
これは10年前すでにアメリカに存在していた、展望エリアからの撮影。
見える飛行機はやたら多いが離着陸する飛行機はあんまり多くないという特殊な空港。
それもそのはず、ボーイングの組み立て工場があるエバレット空港、、なので。
もう今ここでは747は作ってないけど、777や787のラインは健在のはず。世界中のエアラインが脈絡もなく一堂に会すという、年中オリンピックみたいな場所だ。
急上昇に見る、飛行機の「らしさ」
エアボーンが遠いかなと思って、カメラ向けていなかったのだが、見ていて宙に浮いてから「んっ!?」と思って慌てて撮った。
500mmの効果もあるだろうが、何この角度、いつもゆったりイメージのある777-300とは思えない。。767っすか?
こちらは本家767。相変わらずのドッカン離陸。
乗ってても、グイグイ上がるのが767だな~って感じる。あと無線のノイズ。
特徴ない飛行機って思ってたけど、結構色々と特徴的ではある。
ここであれを飲みながら撮る
だいぶ古くからある(おそらく30年以上前)ポイントだが、色んな意味で、こういう写真を撮れるようになるとは想像もできなかった。
あの羽田で、これがね・・・って感じ。
この日、ここに来る前に撮ってた時から、だいぶ暑さにやられていて、撮る前に絶対「あれ」を飲もう!と決めていた。だけど、コンビニもないこの場所で頼りになるのは自販機だけ。そのメーカーの自販機があるとも限らないし、あったとしても「あれ」が売ってるとは限らない。
果たして。。
あった!しかもポイント至近に。
最高すぎて数秒で飲んだ。だからもう1本、、、いってしまった。
日本では不人気なのに、ラインナップからは消えない、不思議な存在。
熱い撮影のお供に、ぜひ。
2023年の夏の教訓
山岡家ばっかり食ってる間に(言うほど食ってもないけど)、夏が終わってしまう~・・ということで、夏を撮ってきた。
ちょっと開始までにチンタラしすぎたな。もっと早い時間に始めればよかった。
自身の備忘のために記しておくが、ベストな時間帯は13時過ぎからではなく、12時半にはもう始まっているということと、11時の光線と12時の光線は全然違うから判断を適当にしない方がいいということ。なので、昼飯は午前中のうちに済ませておくべし、あと年齢を考えて肉より魚の方がいい、以上。。
天気まかせというか風まかせというか判断まかせ
最近、朝に羽田で撮る機会が2回あった。
基本的には離陸を撮りたいわけだが、朝に順光で離陸を撮るには第1のデッキで16Rを狙うか、中央防波堤の34R離陸ひねりを狙うかだ。
で、夏のこの時期にひねり狙いは何もいいことがないので論外、やはり夏は南風の16Rということになる。
しかし1回目の日は、風向きがほぼ東。なので北風運用となっており、撃沈。
一応撮ったけど・・・
あんま面白くない。暑いだけ。。
さて2回目の日は、予報も南風でこれはもらったな!と意気込んで向かった。
何の疑いもなく南風運用になっているだろうと踏んで、京急の車内でレーダーを見ると…北風運用だった。風は南の8㏏、なのに滑走路は34。意味わからん。
でもこれは粘れば変わるだろと、予定通り第1のデッキに展開し、椅子で待機。
なかなか変わらない。タワーを聞いてても思いっきり南南西の風で、いくら羽田が北風運用を優先するとはいえ、イライラする。
こんな時は航空管制じゃなくて、カンパニー無線を聞くと裏事情が分かったりもする。どうやら、会社からも航空局側にリクエストをしてるのだがまだ通らないとのこと。
そして待機から1時間20分ほど経ったとき、ついにカンパニーで「R/Wチェンジです」ということが分かった。ATISよりもアプローチよりも早い情報である。
羽田はトラフィックが多く、さらにアプローチコースも複雑なので簡単にはR/Wチェンジができないということがある。各地に向けて出発し、各地からの初便が到着するという1日で最も忙しい朝ラッシュ時に、たかが8㏏のテイルウィンドでは変えることはない。なので朝一の運用判断がものを言うわけだ。
レーダーでチェック。マゼンダで○したのが34L最終着陸機、緑で○したのが22への最初の着陸機。KAIHOポイントよりもまだ全然手前にいるJL430が着陸しないと16Rからの離陸できないことになるので、あと10分ちょっとは撮影は開始できない。
さてようやく16Rからの離陸が始まった。
早起きは無駄になったけど、基本的に飛行機写真は「待ち」だから…。
これを待ってた。実はRFの500mmズームで16R離陸を撮るのは初。やっぱいいですわ。
夏の朝は、こうでなくては。
遠くイスラエルの地から
この国より遠いところから来る飛行機もそこそこあるけど、距離の問題じゃなくて色んなクリアすべき問題があったのだとは思う。
以前は撮りたかったらロサンゼルスまで飛んだほうが早いくらいではあったが、今は成田でも曜日さえ選べば撮れる。
乗るのにも質問攻めがすごいとか、武装した係が乗り込んでるとか、機体自体にミサイル回避装置がついてるとか。
やっぱりおいそれと出かけられる場所でもないし、乗れるような飛行機でもなさそうに思えるが、週に4~500人くらいは乗って行って(来て)ることにはなるわけで、すごくレアな体験というわけでもなさそうだ。