2度寿司を食い、帰る前の夕食はラーメンか肉料理にしようと思っていた。
チェックイン後だったので、空港内で済ませることに。
そして、あるレストランの前を通った時、ある記憶がよみがえった。
1999年、新千歳に日帰りで出かけた日。
空港から出ていないのだから空港内ですべての食事を済ませた。
このとき、お昼にこのレストランで「鮭いくら丼」を食べた。
もちろん美味かったが、店を出てディスプレイを再び見ると、「二色丼」なるメニューがあった。
それは、いくらとウニの載った、豪華極まりない丼だった。
あれも食べたかったなあ・・・。
夕食も空港内で食べたが、さすがに同じ店でしかも同じようなメニューを食べるのも・・・なので、札幌味噌ラーメンにしておいた。
8年後。
私は同じ店で、｢二色丼｣を注文していた。
出てきたのは、ウニといくらと・・・とろろがかかっている。
そうか、どんぶり上の妙なスペースは白飯ではなく、とろろだったのね。
味は・・・美味い。だけど、とろろがかかっていることにより、ご飯を勢いでかっ込んでしまうのだ。
8年越しで待ち続けたメニューは、ものの10分ほどで全て私の胃に収まった。
一人旅だと、どうも食事に時間をかけられなくて困る。
