夢日記 アドバンスドスタイル Ver.2.0

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レールスターの撮り方

イメージ 1

言いたい放題させてもらうと、700系とは、電車としては秀逸なのであるが、撮影対象となると、フォトグラファー泣かせだ。
16両のC・B編成は、白飛びして仕方ない。
それでも16両という長さは、写真にとって一応プラス要素にはなる。

問題はレールスターである。
カラーリングこそ、ホワイトより撮りやすく、顔も比較的しまりのある配色となっている。
が、いかんせん8両なのがつらい。
超望遠で正面からカーブを撮ると、超中途半端な曲がり具合になってしまう。
しかも山陽エリアのカーブ半径は大きいので、東海道で7両のドクターイエローを狙うのよりも条件が悪い。
200mm程度で撮れば、そこそこの曲がり具合にはなるのだが、今度は距離が足りない(大きく写せない)。
やはりE編成は、超望遠で行くならストレートを狙ったほうがいい気がする。

トンネルを抜けて、本州に出たE編成を新下関駅で。

右端にホームが写りこんでいるが、こういう角度で撮る場合、それは避けられない。
ホームに限らず、余計な障害物をどうしても写しこまないといけない場合、どうしたらいいのかというと、まず絞ってはダメ。
被写界深度が深くなって、くっきり見えちゃうよ。

この写真では、サンニッパ開放絞り値であるF2.8でもって、ピントの合っていない部分を大きくぼかし、パッと見で気にならないようにしている。
また時間帯も夕方だが、昼間と同じ露出でセットし、地面を暗く写している。
なおこの方法は、シャッタースピードも上げられるという副産物までついてくる。

ただし、いつも開放にしときゃいいという訳でもない。
シチュエーションによってマニュアルで露出を制御すること、これが写真の醍醐味なのだ。