夢日記 アドバンスドスタイル Ver.2.0

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撮る側からすればラッキー

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城南島からの北風離陸で737をこのように撮れるのは、実は多くない。

この時は風が130 at 4とか、そのくらい。34Rからの離陸としてはテイルウィンドだが、しばらく続いていた。
10年も前なら16Lへのチャーリーアプローチが普通だったので、この風向きならさっさとR/Wチェンジしていただろうが、今は南方向の着陸は22、23なので、これくらいだとまだ様子見なのか。

とにかくテイルウィンドだと、通常の向かい風より滑走距離が伸びる。
例えば向かい風5ノットが通常だとして、テイルウィンド5ノットなら、比較すると10ノット分の対気速度を失ってるわけで、それを滑走で得るには場合によるけど1~2秒、つまりエアボーンもライトターンの開始も1~2秒遅くなる。
たかが1秒とはいえ、1秒で離陸滑走時の飛行機は6~70mも進むのだから、このように右旋回を内側から撮るチャンスも増えるわけだ。
しかし当然、テイルウィンドでの離陸は基本的にはない。

737は特に、エアボーンも早く城南島よりも内側で旋回するのが多いから、パイロットからすれば余裕が減って嫌なパターンだろうが、撮影の観点からするとラッキーということになる。

※ちなみにもっと強いテイルウィンドならR/Wチェンジしているだろうし、チェンジしていないとしたらインターセクションを止めるのでエアボーンポイントはいつもより手前になっていただろうと思われる。