帰りのフライトレポ NH1005 ビジネスクラス 後編

着席してキョロキョロ。

雑誌やネットではよく見る座席だが、慣れないと逆に落ち着かない。

すると、CAさんがやってきて、「○○様、本日はご搭乗ありがとうございます・・・」と、来たわけだ。
JALのクラスJでも、たった1000円しか払ってないのに挨拶に来るけどね(最近は知らない)。

ウェルカムドリンクとして、オレンジジュースかスパークワインをどうぞとのことで、とりあえずスパークリングの方を取った。

深夜０時過ぎ、少々遅れてプッシュバック。
窓側だが、暗いロサンゼルス空港の景色もよく分からない。
離陸待ちなどなく、すんなり太平洋に向けて離陸した。さらば、アメリカ。

ベルト着用サインが消え、シートのボタンをガチャガチャいじる。
すごい。電動ワンタッチで、超リラックスポジションになる。
こりゃエコノミーと比較なんぞできない。

深夜便だがドリンクサービスはある。
よく分からないが、せっかくなのでシャンパンを頼んでみた。東京に着いても運転しないし。
「コクのあるフレーバーがどうのこうの」と解説にはある。
でも美味しいのは分かった。ウェルカムドリンクはスパークリングワインだが、これはシャンパン。
ちなみにTVで見てるのは「お試しかっ！」です。

ドリンクに合わせ、おつまみ(アミューズ)もチョイスできた。
エビ・サーモンのカクテルとミックスナッツ。
何杯かシャンパンをお代わりしてしまった。

ドリンクの後はもう就寝する人も多いが、いつでも頼める軽食ということで、お酒の締めにラーメンを頼んだ。
好きな時に好きなものをなんて、いいですねえ。
一風堂の味噌ラーメン。アメリカ発は動物エキス不可なので、とんこつじゃないのだ。
バターも添えられており、高度１万メートルのラーメンを満喫。

お腹いっぱいになったところで、シートをベッドモードにした。
ライフラットなので傾斜はあるが、じゅうぶんだ。
何よりこの布団。薄い毛布じゃなく、柔らかく暖かい布団というのが最高。
TVで「ミス・パイロット」を見た後、おやすみなさい・・・。

そして起きたら、なんと北海道に接近していた。
恐るべしビジネスクラス。６～７時間もぐっすり寝てしまった。
ラスベガスから運転した疲れがあったとはいえ、こんなに寝られるとはね。

日本時間で２時半頃。

朝食のサービスで、和食をチョイス。
銀ひらす幽庵焼き、これはけっこう美味しかった。
お目覚めのジュースもあらかじめオーダーを聞かれ、セットされて運ばれてくる。

食後はコーヒー。
チョコレート付きで、ホテルの朝食後みたいな満足感だ。

そして午前4時半、羽田空港にひっそりと着陸。
窓の外は雨がぱらついていた。

入国審査後はモノレールで帰った。早朝で本数が少なく、乗り継ぎはあまり良いとはいえなかったが。

アメリカからまさかのビジネスクラスで帰国という旅の締めくくり。

なるほど、これだけ快適な空間で移動できるのなら、高いわけだ。

若干場違いな気もしないでもなかったが、たまにはこういうのもアリ、なのかな。

いい経験をさせていただきました（クセになりそう・・・だけど、先立つものはない）。