夢日記 アドバンスドスタイル Ver.2.0

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正面から撮ればいいってもんじゃない

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昔、真横構図じゃない飛行機写真を撮り出した頃、地上の機体を正面から撮るのにこだわっていた。
滑走路に入るのを逆サイドから狙い、こっち側を向いた時にシャッターを切るのだ。
何でだったかはよく覚えていないが、雑誌で、「グランドショットを正面から撮ると迫力が出る」というカメラマンの解説を鵜呑みにして、そうか迫力を出せるのか~と、バカの一つ覚えみたいに正面、正面だった。
 
確かに迫力が出ないこともない。
しかし、ただ正面から写しましたでは、ただの正面写真でしかないと思う。
切り取り方だったり、背景の活かし方だったり。
 
迫力というのは、文字通り迫りくる様を表現することだ。
撮影の現場ではファインダー越しに迫力を感じシャッターを切るが、家に帰ってPCで見てみると大した事ない、というのはよくある話。
現場は生の臨場感や音があるからね。
それを持ち帰った画像を通して伝える、というのは、実際に自分が迫力をその場で感じていなければ始まらない。
 
なので「正面だから、迫力出てるように撮れる」なんて姿勢で撮ったって仕方ない。
遠くの機体を望遠レンズで撮っても、それは迫力といえるのか?
やはり自身が機体に近くてナンボ、なのだろう。
 
いくら伊丹とはいえ、W-2上の機体をドカンと撮るなら、500mm×2は必要そうだな。