ひねりがいい感じに撮れるポイント、、ではあるけど、条件付きにはなってしまう。
今日はある機体を追った、一連のカットを例に、紹介。
ある程度撮影ポイントに近づいてきたところを撮影。
まだ旋回は終わってないし、これでも立派なひねり写真とは言える。
が、もっと背中をガバッと見せるカットが欲しい。
そこでもう少し前のカットをチョイス。
合格点のつくイメージではある。しかし欲を張って、もう一押しひねりを入れてるのがいい。
これです。右主翼のウィングレットが胴体にかからないくらいの感じだと、まさにひねり写真として最高の出来になる。
が、空の青さを出すためにブルーの輝度をマイナスにけっこう振ったが、その副作用でノーズ辺りのシャドウが強くなった。
またこのポイントでこのひねりは、フルサイズ換算で2000mm相当くらいまでトリミングが必要であり、APS-Cを使っても1200mmで撮る必要がある。でもそんなレンズは持ってない。撮影時の焦点距離は500mmだから、つまりそれだけ画質劣化を伴うわけで、シャドウになってる部分が汚くなってしまう。
というわけで、空の青さを強く出すのは諦めた。
元々撮影時点での色はだいたいこんな感じなので、結局自然に近くするのが良いのか。
まだ朝日も昇りきってないからオレンジがかっているのを、ホワイトバランス調整をすることで、空が緑っぽくなるのを抑えた。
今んところ、これが最適解・・かな?私の持つ現像テクニックの範囲では、だが。
もっと大きい機体ならトリミングの程度も少なくなるけど、737のひねりってご覧のように素晴らしいんですよね。
色んな機体がひねるところを撮れるこのポイントだが、737か787、またはA350がひねり具合で言えば最適で、737も離陸滑走をだいぶ引っ張る傾向にあるJALがベスト。ほかの会社はさっさと上がってさっさと回ってしまうので、ここまでのは撮れない。
ここでの撮り方は、フレーミングは適当でOKなのでとにかく背中を見せた瞬間を、極力手振れしないように丁寧に撮って、あとは現像でじっくり作りこんでいくような感じがいいだろう。
そういう意味では、現像に頼らない絵作りを目指すにはあまりいいポイントとは言えない。あ、だからネット上にもそんなに情報が多くないのか?
私は自分でこの構図の写真を作り出せることが、非常に幸せですけどね。