700系のこだまに乗ったわけだが、ということは300系のひかりを退避することもあるわけだ。
よって、700系を追い抜く300系なんていうシーンも頻繁に見ることができるようになったわけだ。
大して珍しくもないのかもしれないが、やはり固定観念からいえば700系はのぞみで300系はひかりかこだまという印象が強いので、こんな写真も狙いたくなる。
この700系は、自分が乗ったやつじゃなくてその後の上り列車なのだが、この写真を撮ろうと思ったのは、駅前のミスドでお茶してたとき。
「次のこだまは700系だったな。往きも乗ってたので、帰りは300系に乗りたいから、見送ろう・・・まてよ!小田原毎時37分発こだまは、ひかりの退避だぞ!」
ドーナッツをかじりながら、脳内に出来上がったダイヤのパターンを思い浮かべていると、そんな考えが生まれた。
ここまではまあいい。よくあることだ。
問題は、東海道新幹線は当然、全列車が16両であり、ホームを一杯に使うこと。
柵もあり、西や東みたく退避シーンを簡単に撮ることができない。
で、柵はどうしょうもないから遭えて写し込むとして、あとはレンズ選択だ。
広角でいきたいが、画面の余裕はあまりない。
でも他に手がないのだから、これしかない。
そんなわけで、本線上の300系がかなり素晴らしい位置で収まった。
このシチュエーション、分かる人なら如何に勘任せな感じかが思い浮かぶと思う。
そう、視覚にはほぼ頼ってない。
音と、勘なのだ。
逆側のホームからだったら、そう難しくはないのだが、この時間、逆側にもこだまが停車しているので、どっちにしても撮りづらいのは変わりない。