にわかに次期メインカメラの調達を検討し始めた俺。
EOS40Dに不満があるわけではない。
だが、20D→40Dにしたときも、20Dに不満があったわけではないのだが、やはり使い始めると・・・新しい機種のアドバンテージはでかい。
多分、あまりそそらなかった50Dを買ってもそう思ったんだろうな。
なんかこう、カメラもアップデートして、マンネリを打開する感覚なんだよね。
フィルム時代は、古めのカメラでも「味がある。これこれこういう技術は評価できる。」みたいな感覚もあったんだけど、デジタルになったら、古い機種は「時代遅れ」。
もっとも、必要なスペックは満たしてはいるはずなんだが。
それは、デジタルにおいて「決定版」が出ていないからなのでは。
まあこの日進月歩な世界においては、それも難しいか。
ただし、APS-Cサイズカメラでは、ある程度固まってきてるような気も。
ようするに、むやみに高画素化するのではなく、このセンサーサイズにはこれくらい、みたいなのが見えてきたように思う。
メーカーも、その辺はよく分かっているだろう。
でも先代機種から画素数がダウンすると、性能までダウンしたように見えて、消費者を獲得できないんじゃ・・・というメーカーの戦略的なアレが働いて、結果的に必要でもない高画素化してしまう流れである。
でも、画素数が落ちたからといって性能が落ちたと考えるのは、普通に考えたら初心者。
もし初心者層の取り込みを重視するんなら、画素数UPより、もっと上級のユーザーも満足できるような機能/スペックにして、そこからメディアなり、クチコミなりインプレッションなりで初心者に伝えさせることもできるぞ。
だって、自分で見て分からないんだから、経験値のある人の意見を参考にするのは当然じゃないですか。
え?初心者層はそこまでしないって?
だったら、エントリーモデルは今の路線で行けばいい。現に売れてるんだから。
問題は、こなれてきたユーザーが使う、中級機なのだ。
このクラスのユーザーなら、高画素至上主義者もそう多くはない。
とにかく、「買い替えだからこれしかない」ではなく、「これに買い換えたい!」っていうモデルがのぞまれる。
EOS60D、どうなるかね。
期待はしてるけど、もし外したら、1Dマーク4が出るまで待って、マーク3が値下がりしたところを華麗に掻っ攫っていく、という手もある。
1Dマーク3は、今から見たらちょっと古いけど、元々ハイスペックなんだから、さし当たっての不満はなかろう(リコール問題を除いて)。
あ、高画素であることの利点・・・トリミングに強い、って事。
そんなわけで、この写真もトリミングしてるけど、1500万画素だったらもっと結果はよかった。
これだけは、事実。