今日、EF300mmF4L USM、通称『サンヨン』を手放した。
このサンヨン、10年前のちょうど今頃の時期に、中野の中古屋で購入。
高校生が何とかやりくりしてようやく買えた白レンズだった。
当然はじめてのLレンズで、初めての単焦点。
さらに安いテレコンもつけて、初めての超望遠域を手に入れた。
以来、サンニッパを買うまでの7年間もの間、メインレンズとして活躍。
新田原や下地島、百里のサンダーバーズ、ハワイ、伊丹など、撮った回数は数知れず。
メインから離れた後は、めったに持ち出すことはなくなったけど、それでもコンパクトに行きたい時にはこれをチョイスした。
思い出のレンズということで愛着もわいて、なかなか手放す事ができなかったけど、便利そうなレンズをこないだ買ったので、ようやく踏ん切りがついた。
ちなみに売れた値段は、10年前に買った値段より、1万円安かった。
もともと中古にしても格安だったというのもあるが、まだそれなりの価値があるということか。
だって、10年で1万円。年間1000円。月額約83円。
いいレンズを使うということは、そういうメリットもある。
写真は、このレンズで撮った正真正銘最後のカット。
気楽に出かけた、今年の横田FSDの帰投シーン。
手ブレもひどいし構図もメチャクチャだが、ハイライト部分を過ぎた連写の最後なんてそんなものだ。
10年間、ありがとう。