夢日記 アドバンスドスタイル Ver.2.0

Yahoo!ブログから移って来ました。

時間に追われる空港

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昨日は成田。
面白い出来事がいくつかあったので、紹介します。

その1 「モタモタすんな!!」
夕方、某K国の航空会社が離陸準備に入っていました。
しかし、後ろからは某C国の航空会社が着陸態勢に。
離陸機が滑走路にいる状態で着陸許可は基本的に出せませんから、K国機がさっさと離陸しなければなりません。

成田では結構こういう光景があって、もうすぐそこまで着陸機が来ているのにまだ離陸が完了してないなんてことはざらです。「おいおい、大丈夫かよ?」ってくらい攻めることがあります。
要するに発着に対する滑走路数が見合ってないのですが。
でも管制官のスゴ腕で、見事に裁いています。

が、今回ばかりは上手く行きませんでした。
ちょうど無線機を車に置いてきてしまったので、やり取りは良く分からないのですが、K国機が滑走を開始した頃にはC国機が着陸判断基準点まで来てしまいました。
C国機はゴー・アラウンド。K国機は通常どおりに離陸。
単にK国機が離陸直前でもたついたのか、管制官が攻めすぎたのかは定かではありませんが、動きを見るからには前者だと思っています。


その2 「ふう、間に合った」
成田の滑走路運用時間は6:00~23:00です。
例外措置がとられるときもあるのですが、それは天候事情や緊急時等であって、延長するには面倒な手続きが必要だそうです。
だから、22:30発とかいう飛行機は、時間との戦い。

その時間はたいてい貨物機で、旅客便はホノルル行き最終便とパリ行き夜行便くらいです。
昨日は北風で、空港南側から北に向かって離陸するのが通常です。

が、昨日の最終便は22:55分にプッシュバックを完了。
貨物機なのですが、貨物ターミナルは空港の北側。これで南側までタキシングしたら、門限をオーバーしちゃいます。
そう、基本的に1分も許されないシビアな世界。
たぶんオーバーすると、○○書を提出しないといけないんでしょう。

そこでこの機は、ターミナルに近いほうから離陸することに。
しかも滑走路の途中から離陸滑走に入る、「インターセクション・ディパーチャー」を選択。
見る感じと無線の声からは、相当急いでいるのが分かりました。
最終便は、10ノットの追い風+満載の重量+短い滑走距離という悪条件を見事にクリアし、大急ぎで飛んでいきました。
これがその写真です。

日本で23時まで発着がある空港は、羽田・関西・新千歳・那覇・成田ですが、他の空港でこの時間まで写真を撮る人はあまりいないと思います。
よって昨日、私は日本で一番遅くまで飛行機を撮ってた人物、ということになるのかな。

・・・寒いから夜は撮らないって誓ったのに(爆)

旧型機(PWエンジン装備)はエンジンが燃えるように写るんだよね。