ほんの5年前の雑誌をふと読んでいて、A4見開きの写真、つまりA3サイズの写真を見ると、ざらざらに感じてしまう。
使用フィルムはRVP100、私も昔よく使っていたフィルムだ。
ISOは100。なのにザラつきが目立つ。
ちょうどデジタルへの過渡期、フィルムとデジタルの併用派が主流だった頃。
私はまだフィルムユーザーだったが、学生だったのでデジタルが高くてまだ手が届かなかった、からである。
できるなら早くデジタルへ移行したいと思っていた。
事実、翌年就職して、デジタルを手にすることができた。
今では新しいデジタルが登場するたびに、ノイズがどうのこうのという評論が飛び交う。
自分もご多分に漏れず、テクニックとかは棚に上げておいて、それなりに気にはする。
だけど、フィルムがああだった事を考えたら、何が不満なんだか分からないくらいに進歩しているはず。
フィルムの頃は、ISO100くらいのフィルムだったら、気にしたこともなかった。
それなのに、やっぱり新機種でもノイズが気になるのは、いやはや慣れというか何というか、恐ろしいものですな。