夢日記 アドバンスドスタイル Ver.2.0

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単焦点のすすめ

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先日、一眼レフ初級者の友人に、新宿でレンズ選びのレクチャーを行った。

とりあえず300mmのズームレンズがあれば、だいたい事足りると説明。
カメラ雑誌の初心者向け記事と同じ解説をした。
無難にいくなら、まあそりゃそうなるな。

で、ショーケースの中のゴーヨンを指して、俺はこれを使ってるというと、「こんな望遠で、しかもズームできないとちょうどいい構図にならないじゃん」とのこと。

そりゃそうだけど・・・説明するのが難しいな。
私は、別に被写体なんてはみ出したっていいと思っている。
むしろそういう写真を撮るために、単焦点を使ってるし、最初から全体を納めようとしちゃいない。

ズームレンズも何本か持ってるし、ズームが必要なときはズームを使う。
だけど、成田の場合95パーセントはゴーヨン一本で勝負。
不便どころか、むしろテレコンで700mmにすることも多い。

被写体と近かろうが遠かろうが、常に「ちょうどいい構図」で撮ってたら、結局同じようにしか撮れない。

初級者がズームレンズを使うと、「迫力あるカットにしよう」としても、最大望遠から無意識に引いてしまい、結果は画面に無駄な余白ができてしまうのだ。
かといって、「引いて、情景のあるカットにしよう」としても、ただ被写体を小さくしただけになりがち。

これが、単焦点を使うと、フレーミングが格段に上手くなる。
ズームレンズの便利さを実感するのは、単焦点で鍛えてからでも遅くないのかもしれない。
いや、たぶんその頃には単焦点の沼にはまってるかもしれないけど(笑)