夢日記 アドバンスドスタイル Ver.2.0

Yahoo!ブログから移って来ました。

2010/11/13(土) ネリスエアショー1日目 飛行展示 & マンダレイ・ベイの夜

飛行展示は9時45分、エクストラ300によるプラクティスという名目のフライトで始まった。
ラクティスと言っても本番さながら。何がプラクティスなんだか分かりゃしない。
 
そして、パラシュート降下へと続く。
星条旗を掲げながら、ゆっくりと降りてくる・・・そしてアメリカ国歌の独唱(たぶん地元のシンガー)。
「皆さん、ご起立ください」のアナウンスで、周囲は一斉に立ち上がり、国歌が流れている間、胸に手をあてがう人も。そして終了すると、一斉に拍手が。
日本の航空祭だったら、ぜったいこんなことにはならないな。
それが良いか悪いかは別として、私は素直に感動・・・というか、心に来るものがあった。
アメリカはそういう国なのだ。どこへ行っても国旗が掲げられているし(たとえカジノの天井であっても!)、国歌が流れれば人々は立ち止まる。う~ん、考えさせられるなあ。
 
ここから怒涛のフライトディスプレイが続くが、ここではだいぶ端折って、3枚だけ紹介しよう。
 
イメージ 1
いつの時代の飛行機だよ!といった機体も、ここでは普通に飛ぶ。ただし、そうやってフライアブルな状態に維持するのは、並大抵の労力ではないだろう。
歴史を語る遺産として大切にするその姿勢には、本当に敬服する。
 
 
イメージ 2
これはヘリテイジ・フライトと呼ばれる。その意味は非常に深い。
そのうち詳しく書くけど、この展示を見ていたら、不覚にも涙が・・・。エアショーでここまで、心から感動したのは初めてかもしれない。
しかしすごいラインナップ。マスタングにセイバー、ファントムにラプター・・・。いやあ、あり得んわ。
 
 
イメージ 3
もちろんサンダーバーズもあるよ。だってホームですから。
日本に来る時は決まって好天に恵まれないが、ネリスに行けばご覧のとおり。来日を首長くして待つくらいなら、ネリスに行っちゃった方が早い。
しかしこのチームは、魅せるねえ。
 
 
イメージ 4
そんなこんなでエアショー初日が終了。
感想は?と聞かれたら、「すごすぎてワケが分かりませんでした」と答えます。
本場のエアショーって、いいなあ!内容もいいけど、何しろ快適なのだ。
渋滞もないし、観客のマナーだって日本の何百倍もいい。
脚立軍団もレジャーシート問題も、ここでは皆無。もちろん会場が広いということもあるかもしれないが。
 
海の向こうではこんな素晴らしいイベントがあったのか!
でもよく考えたら、日本からたった14時間程度の場所なのだ。それを遠いと見るか近いと見るかは微妙だが、ここまで来るのもそんなに大変じゃなかったことを考えると、ネリスは行きやすいとすら言える。
 
さあ、ラスベガス市街地へ戻ろう。
まずは駐車場までバスに乗る。バスの乗り場は2つあり、朝停めた方の区分の列に並ぶ。
私はブルーだったので、軍人さんに確認しつつ、並んだ。
かなり長い列がいくつかできている。バスは頻繁に来るので、30分ほど並ぶことになる。
周りの人の会話に聞き耳を立ててみると、「ずっと同じ方向見てたから、顔の半分だけ日焼けしてるわ」とか、「(子供に対して)お兄ちゃんなんだから(おもちゃを)貸してあげなさい!」とか、そんな会話。
そう、日本のおじさんおばさんと言ってる内容はまったく一緒。アメリカ人だからとか、英語だからとか構える必要なんて全くなくて、自分もそういう中に自然に溶け込んでいけばいいんだ、と気づく。
これまでも買い物とか受付とか、多少は喋っていたが、外国人として、どこかで身構えていたのも事実。
でも何も難しいことはない、リスニングだけじゃなく、スピーキングももっとできるはずだ!と、英語に目覚めたのである。そしてこの覚醒が、翌日さっそく本領を発揮する・・・。
 
さてバスにようやく乗れ、駐車場に戻ってきた。
朝案内していた軍人さんたちは、片づけまで暇だったらしく、フットボール(もちろんアメリカンのね)に興じていた。
楽しそう。日本だとこうはならない。きびきびと動くか、あるいは無駄につっ立ってるだけだろう。
 
車のエンジンをかけ、一服したら出発。
フリーウェイはすぐ近くから乗れる。これをロサンゼルス方面へ・・・。なんかこういう感じが、アメリカをドライブしている感満載でカッコいい(自分で言うなって)。
 
ニューフォーコーナー近くで降り、例のマックで少しネットをし、ラクソーの駐車場に停めた。
週末ということもあって、だいぶ埋まっている。いったん荷物を置いて食事に行った後(本当はあまりよくない)、荷物を取り出していたら「ねえ、これから出るの?(よかったらそこに停めたいんだけど)」と聞かれたが、あいにく私はこのホテルで寝ないといけないので、「Sorry.(ごめんと謝るのではなく、残念だけど、の意味)」となる。
 
イメージ 5
食事は、隣のマンダレイ・ベイのバフェイに行った。
マンダレイ・ベイはストリップの最南端にあるホテル。ご覧のとおり、全身金張り。
テーマは東南アジア?ただ立地的にかなり外れになるので、知名度は高くないかもしれないが、料金的にはけっこうランクは高い。
バフェイもそうで、ラクソーとかよりは格が上がる。29ドルくらいだったかな。
 
 
 
 
 
イメージ 6ここのバフェイには、カニがあった。
日本のバイキングでもカニは大人気だが、アメリカでもそれは同じらしい。
カニの他、貝類のボイルなんかもあって、それがまた美味い。
あと、ここのシュリンプカクテル、ラクソーのよりも臭みが全然なくて、最高だった。これが値段の違い?
 
あとは中華が充実していた。例によってごちゃ混ぜ多国籍料理を楽しんだ。
 
食後は、そのままマンダレイ・ベイのカジノで遊ぶ。
負け続きだから、この辺でドカン!と出してやろうと・・・ルーレットをやったのが運の尽き。
見る見るうちに金は吸い取られ、マンダレイ・ベイの外壁に化けていく・・・。
ここで、「ルーレットは勝てない!」と悟った。って、遅すぎる!その後スロットもやったが、時間をかけて飲まれた感じ。
やっぱりこれだけ負けてると、1ドル台で当てるしかないよな・・・でも今日の資金は終了。
 
ラクソーの部屋に戻り、1日を振り返る。
エアショーは最高で、アメリカのこの雰囲気もかなり気に入った。でも、カジノだけは悲しい結果に終わった。
総合的に見たら、遊んで楽しんで、いい日だったんじゃないの?という結論。
ただ、強烈な日差しと乾燥のおかげで、日焼け止めは事前にしていたが、唇がけっこうひどいことに。
ヒリヒリ・・・。明日はちゃんとリップクリームを塗らねば。(ちなみにこれは帰国後、1週間ほど後遺症に悩まされた)