夢日記 アドバンスドスタイル Ver.2.0

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アンカレッジのエアチャイナ・カーゴ 後編

(前編の続き)
 
心なしか、雨が弱まってきているようだった。
フロントガラスに当たる雨音が、静かになってきていた。
それだけでも助かる。自身や機材の濡れが軽減される。
 
と、南風の場合はもっと南側で撮影したほうが、エアボーンのタイミングを良く撮れそうだと思い、1kmほど移動した。
 
新しいポイントで撮影をすること数機、背後の山の斜面に住宅地があるのだが、少し光が差しているように見えた。
さらに南側の空を見ると、雲に切れ間ができており、青空が覗いている・・・!
 
ここから、天候の回復が早かった。
バックの雲は完全にはなくなっていないものの、太陽を遮る雲はなくなった。
 
すると、エアチャイナ・カーゴの747が離陸を開始した。
わずか3時間前、土砂降りの中を離陸して行った機体とは当然違う。
 
イメージ 1
 
強烈な西日と澄んだ空気は、「これが飛行機撮影の醍醐味だ!」という事を教えてくれる。
雨のち晴れというのは、撮影ではプラスに作用することが多く思う。
 
そして何より思うのは、断念せず待っててよかった・・・ということだ。