成田のポイントで撮ってると、「サンニッパ、いいね」と声をかけられました。
ちなみにサンニッパとは、今回導入の新レンズの愛称です。スペックが300mmF2.8だから。
その40代と思しき人は、三脚に600mmF4(向こうのメーカーもCANON)という、私からしたら欲しいレンズリストにすら入らない(考えることすら無理)な高価なレンズをつけてました。
定価を言えば、私が愛車を買ったときの値段と同じくらいです。
ちなみに600mmF4の愛称は「ロクヨン」なのですが、「ちょっと交換して撮らない?」という話になり、ロクヨンをつけさせてもらったのです。
ロクヨンは完全なる超望遠域に特化したレンズ。さすがにすごい描写だが、大きくて重い(陸軍の兵器みたいなゴツさ)。
サンニッパは、飛行機写真の世界ではわりとオールマイティに使えるが、超望遠域はテレコンバータで実現しなければならない。
要するにそれぞれの焦点距離域では最高峰のレンズ同士なわけです。
サンニッパも十分高価で、ほかのジャンルの写真とかだと「いつかはサンニッパ」みたいな標語(?)もあるくらいなのですが、ロクヨンともなると、報道関係を除けば、飛行機か野鳥を本気で撮る人くらいしか買おうとしないくらい、次元の違うレンズです。
ロクヨンを貸してもらった後に自分のサンニッパを付けてカメラを持ったら、何とまあ軽いこと。
ほんとはサンニッパも重量級のレンズなんだけどね・・・・。
ちょっと前までサンニッパとかロクヨンとかは単なる憧れだったのに・・・。
重量感覚だけじゃなく、金銭感覚までおかしくなっちゃうよ。
それで実際に買ってしまうことを、「レンズ沼にはまる」とか表現します。
ちなみにその後、ニコンのサンニッパを使ってる人とカメラごと交換して撮ってみました。
ニコンかキャノンか・・・と言う議論は昔からありますが、今は双方の機材の性能もさほど変わらないと思うので、好きなほうを使えばいいと思います。
実際、使った感じ、そんなに違和感がなかったし。
ちなみに当然、キャノンのカメラにニコンのレンズを付けたりはできないので、一眼レフを始めるにはメーカー選びを慎重に行うところから、と言うことになりますね。