羽田の離陸後旋回開始ポイントは、場所ではなく高度で決まっているので重たい長距離便がその狙いとなるのは必然だ。
とはいえ写真として必ずいい感じになるわけではなく、やはりその時のパイロットの(あるいはオートパイロットの)手腕にかかっている。バンクをそれほど取らなくても回れてしまうことは普通にある。
787の主翼は他の飛行機に比べ、だいぶ上方に反る性質があるので、こちら側の主翼上面が見えるということは相当な角度で旋回している。
このレベルのひねりは、1回の撮影で1便撮れるか撮れないかの頻度だ。
だがここ(通称:島)での撮影に適した時間は朝の2時間もないくらいで、9時過ぎたら大回りになる長距離便だけが狙い目。いくら写真の腕前がすごかったとしても、機材が超高級だったとしても、すぐに逆光になってしまうこのポイントでは逆らうことができない。
なので1日居てもあんまり意味がなくて、朝の1~2時間だけ効率的にやるのがいいのだが、朝北風で午後南風、となってくると話は少し変わってくる。
そのまま午後は島でR/W22への着陸を撮るのもいいのだが、、、、
超望遠持ってったついでに、15時過ぎから行われるR/W22離陸を正面から撮った。
こんなの5年前とかの羽田では考えられなかった。
こういうのを撮りたいときは伊丹に飛んで猪名川土手から撮ることはあったが、光線的にも便数的にも、全然羽田の方がいいではないか・・。
パイロットの顔すら見えるくらいの迫力。この場所に撮影ポイントとして機能する緑地を整備した人は、マジでグッドジョブだと思う。ほんとありがとうございます。
ちなみに後ろに見えるコンテナのクレーンのあたりが、朝のひねりポイント。近いけど結構移動はめんどい。
さて年の瀬に、いいものたくさん撮れた。
昨シーズンを超えた写真が何とか、とは書いたけど、どれが超えたのか、またはそもそも超えてるかどうか、そして超えたとか超えないとかそれほど意味があるのかすらわからない。
だったらもう「全員優勝!」これでいいではないか。ビールのCMだけど。
ということで2023年もありがとうございました。
よいお年を。