何だかこのところミリタリーネタが多いのですが、まあそういうシーズンになってきたってことで。
私は飛行機を見に行く際、「撮影」がその主軸となっています。
多くのファンはそうですけど。
ということは、もしどんなにうまく撮れたとしても、家のPCモニターでは「おお、これは迫力をうまく出せた」と悦に入ることは出来るが、「感動」が起こっている瞬間はカメラの小さいファインダー越しでしか見ていないことになります。
しかもおいしいシーンほど撮影に熱中しているので、ハイライトシーンを両方の肉眼でまじまじと見ることは皆無なのです。
上の写真がそのいい例。
これ、2機がすれ違った直後のシーンなのですが、視野が狭くなっているので、すれ違った瞬間は1機しか見えてません。たとえ2機同時に収めたとしても、撮影に気を撮られているので脳裏には焼きつかないのです。
せっかくの緊迫シーンなのにね(その瞬間はうまく撮ってみたいけど)。
その点から言えば、何十万も何百万もする撮影機材を持ってるマニアより、特にカメラも持たず休日のお出かけとして来ている親子連れの方が、よっぽど楽しんでるような気がします。
とはいっても、私の体は飛行場に行くときは常にカメラを要求するようになっちゃってますが。
イギリス人やドイツ人の典型的な飛行機マニアはあまり写真を撮らず、バードウォッチングみたく双眼鏡片手に、見た飛行機のメモをとることをよくやっているそうです。
やっぱり日本人は写真を撮るのが好きなんですかね。
まあそれが、CanonやNikonといった世界に誇るカメラメーカーを育む土壌となっているのでしょうが。